あ行
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IPM |
Integrated Pest Managementの略称。総合的有害生物管理の意。科学的殺虫剤利用一辺倒、あるいは単純に殺虫剤を使わない無農薬というのではなく、その場の状況をよく観察して、先ずはどこまで有害生物を減らせば実際の害を防げるのか、どんな対策の組み合わせが良いのか、それはいつ行うべきなのか、これらをきちんと計画してから実施する管理手法。有害生物それぞれの習性やさまざまな対策の知識を正しく学習し、知識と技術を併せ持ったペスト(害虫)コントロールが要求される。
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IB肥料 |
イソブチルアルデヒド縮合尿素を含む肥料の総称。加水分解によって無機化される緩効性肥料で、水に対する溶解度は通常尿素の1/1000程度で球状に成形された粒の大きさによって溶解度を調整することができる。
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赤玉土 |
火山灰(黒土)の下層土で、石灰分以外の有機物をほとんど含まない粘質の土。保水性・通気性に優れる。
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油粕 |
原料は植物油脂の搾りかすで、一般的にはなたねの搾りかす。N分が多く分解しながら肥料効果を発揮するため緩効性である。また、分解過程で炭酸ガスや有機酸等が放出されるため、根などを傷めないよう直接根に触れるような施肥は避ける。なたね油粕N :P :K =5:2:1
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EBI剤 |
エルゴステロール生合成阻害剤。殺菌剤の作用機構的分類名(構造による分類ではない)。と言いながらEBI剤はすべてN−ヘテロ環系の有機塩素構造であるため、同義語と扱われることもある。代表的な薬剤に、トリホリン(サプロール)、トリフルミゾール(トリフミン)、フェナリモル(ルビゲン)などがある。
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EC |
Electro Conductibity(電気伝導度)の略で、土と純水を混ぜた混濁液中の電気の通りやすさを表す数字。栄養素の一つである硝酸態窒素濃度との相関性が比較的高い。ただし、硫酸根や塩酸根などの塩類が集積した土壌では適用できない。単位はmS(ミリジーメンス)やuS(マイクロジーメンス)/cmが使われる。
このEC値は、土中の濃度障害を抑制するため、目安として採用されてきた。
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イングリッシュローズ |
イギリスのDavid Austinが作り出した新しい混血ばらの登録商標名。通常「Er」と略称される。2005年に出版されたAustinの「THE ENGLISH ROSES」本では作品を6つのグループに分類することが提唱されている。オールドローズの香りとモダンローズの華やかな良い点を持ち合わせている品種が多い。とくに2000年以降に発表された品種ではこの特徴に加え耐病性も大幅に改善されている。
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うどんこ病 |
葉や茎がうどん粉をかけたように白くなる症状。若い葉や枝、花首、蕾に寄生して発生する。葉等の光合成を妨げ、著しい生育障害を招く。菌糸や胞子が風に乗って伝染し、次から次へと感染する。感染を初期段階で発見できれば、被害部を薬剤の希釈液で丁寧に洗い流すように散布すると蔓延を抑えることができる。
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ADR賞 |
ドイツで実施されている観賞用と強健性の評価試験。ドイツ全国の11カ所の庭園で3年にわたり薬剤使わず冬季の手入れもすることなく、花の美しさ、耐寒性、耐病性などを評価し、基準をクリヤーしたバラのみにADR認証が与えられる。 |
エードボール |
住友化学(株)の商標で、3大栄養素のチッ素、リン酸、カリに加えカルシウムが多く含まれ、植物の根の生育・リン酸の吸収を促し、花着きを改善する緩効性化学肥料。N :P :K =11:19:8 CaO=3
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HT |
「Hybrid Tea」の略称でばらの分類の一つである。樹形は直立から半直立状になり、高さは1.5m以上に達する。四季咲き大輪で、花の直径が15cm以上になるのも珍しくない。 通常一本の茎に一つの花をつけ、剣弁高芯咲きが多い。多くの品種があり、花色も豊富である。
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N(エヌ) |
Nitrogen(窒素)の略称。植物の三大栄養源のひとつ。空気中に80%存在する元素であるが、不活性元素で植物はこのままでは栄養源としては取り込めない。アンモニア(NH3)化合物あるいは硝酸(NO3)化合物の形で肥料として利用される。
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N:P:K |
窒素成分、燐酸成分、カリ成分の含有量を重量%で表す。元素重量比ではなく、例えばP2O5やK2Oのような有効化合物重量比である。N:P:K=10-10-10 は上記化合物成分を各10w%含有し、残りは増量剤となる。
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SPM |
スポーツ・パートナーズ・まちだの略称。2009年度より町田市公園緑地課は、指定管理者制度により野津田公園管理運営を、スポーツパークパートナーズまちだ(日本体育施設株式会社、町田市スポーツ振興公社)に委託しております。
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エルゴステロール |
エルゴステロールは真菌(カビ)の細胞膜の大部分をつくる材料の一つで、人体では内膜系の生成になくてはならない物質の一つです。エルゴステロール生合成阻害剤(EBI)はその生成を阻害する薬剤のことである。
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塩基性成分 |
水素イオン以外の陽イオン(+イオン)物質で、土中にあるカリ、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、さらに微量成分としてマンガン、アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、アンモニア等をいう。
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大苗 |
休眠期に接木した苗をそのすぐに迎える春には販売せず、1年以上十分な養分を与えて育ててから、次の休眠期に販売する苗。足掛け2年を畑で育てるため、「二年苗」とも言われる。
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オールドローズ |
1867年に発表された「ラ・フランス(HT)」がこれまでのばらと一線を画す大輪四季咲き性を示す画期的なばらであったことから「ハイブリットティローズ」という系統名が与えられ、これまでのばらの系統を「オールドローズ」、ラ・フランス以降の系統ばらを「モダンローズ」という具合に区別して呼ばれるようになり、現在その呼び名が広く受け入れられている。 |