野津田公園ばら広場




野津田公園ばら広場の発足

 町田市野津田公園の中に設置されたばら広場は、1999年(平成11年)、(財)日本ばら会の事務局長であり、町田ばら会の会長を務めていた故五十嵐榮一先生に、町田市公園緑地課の野津田公園管理責任者であった原田様より、町田ロータリークラブが公園に植えたばら『アルテッシモ』(ツルばら)の鑑定、および育成指導を依頼されたことに始ります。

 そのご縁で公園内の小野路屋敷北側にある未利用緑地、約8,700平方メートル(約2640坪)をばら園にする計画が持ち上がり、2001年(平成13年)12月に(財)日本ばら会より寄贈されたばらの大苗100本を、公園緑地課の職員と町田ばら会の会員で初植えしました。

 その後、(財)日本ばら会からは「国際バラとガーデニングショー」で展示したばら約100株前後を、3年にわたって寄贈していただくとともに、町田市花と緑の会、町田ばら会会員などからの寄贈、町田市公園緑地課の補充などもあって、2003年(平成15年)6月時点で145種類、331株、2005年(平成17年)5月時点で215種類、580株、2009年(平成21年)時点で320種類、700株、2011年(平成23年)4月現在では約379種類、839株まで拡大して育っています。

●05年5月町田ばら会配布資料「野津田公園内ばら広場 ガイドボランティアのガイド指針」より一部抜粋



野津田公園ばら広場の特徴

●バラ園ではなく「ばら広場」
 野津田公園ばら広場の発足当時、故五十嵐先生はこのバラ園を「ばら広場」と呼んでいました。ばらの植え付け面積が全体の10%程度で、残りの90%は芝生地となっていることから、「広場」と呼ぶに相応しい場所だったといえます。
 しかし最近ではばらの本数も発足当時の2.5倍にも膨れ上がり、2013年からは「ばら広場」ではなく町田市の野津田バラ園」という呼称で、資料や看板などを統一しようという動きがありましたが、公園全体の改造計画が進行中であることから名称変更は当面現状維持となっております。
 広々とした敷地にベンチも作られ、お弁当などを広げて余暇を楽しむ人々が、ばらの開花シーズン等に限らず、たいへん多く見られます。近隣に養鶏場が隣接されており、規模が大幅に縮小されたとはいえ風向きによっては臭気が気になる場合もありますが、自然の営みの一つとして、そのことをも含めて楽しんでいただければと思っております。

 養鶏場は2012年にその規模を1/3程度に縮小されております。


●ばらに触れる
 野津田ばら広場の特徴は、なんといっても「ばらに柵を設けていない」ことでしょう。多くの公園バラはばらを柵で囲い、人が容易に近づけないようにしてあります。しかしここは違います。ばらは単に遠くから眺めるだけでなく、花を間近で見て楽しみ、花の香を嗅いで楽しみ、葉の厚みを感じ、透きとおるような棘に触れるなど、人体の五感を働かせて楽しむことができる植物の一つではないかと思います。その中でこの五感をフルに使って楽しめるバラ園が、まさにここ、「野津田ばら広場」なのです。ばらに触れて楽しみたいと思われる方は、ぜひこちらを訪れてみて下さい。また、広場には町田ばら会のメンバーや公園管理者の方が日曜日を中心にメンテナンスを行っていますので、見つけたときはちょっとお声をかけて見ては如何でしょうか。

 なお、この広場では、介助犬・盲導犬以外の犬を、散歩させるなどの行為は禁止されております。また、芝生の上には棘の付いた剪定枝や風で折れたばら枝等が落ちている場合があり、寝転がって遊ぶなどの行為は思わぬ怪我をする場合があります。とくにお子様連れの場合、お子様の行動には十分注意して、「ばらの広場」であることを理解して安全にご鑑賞いただければと思います。

●種類が豊富
 野津田ばら広場の特徴その3は、「ばらの種類が豊富」なことでしょう。国内で販売されているばらの品種が約2000種類といわれていますが、ここにはその20%に相当する380種類が植えられています。無料の公園ばら園としては破格の数ではないでしょうか。また多くのバラ園は同一種のばらを数十本単位で植え、株数を増やしていることが多いのですが、ここの株数は840株程度で、1品種につき平均2本程度しか植えられていません。それもそのはず、ばらの入手ルーツが、品種を公開する展示ばらであったり、ばら会やばら会会員からの寄贈であったりと、一種類をまとめて大量に入手する形態で集められたばらではない、ということに他なりません。
 写真を撮ってみると分かりますが、数mごとに新しいばらを撮るといった状況で、わずかな移動距離で沢山の写真を撮ることができます。いろいろな種類のばらを堪能するにはこの上ないばら園といえます。



野津田ばら広場の管理

従来、野津田公園の管理は町田市公園緑地課で直轄管理されていましたが、2009年度より、野津田公園管理運営を、指定管理者制度によるスポーツパークパートナーズまちだ(略称:SPM 日本体育施設株式会社、町田市スポーツ振興公社)に委託しております。野津田ばら広場の管理はこの方たちによって薬剤散布、ばらの剪定整枝、芝の刈り込み等が行われています。
 その中で、町田ばら会はこちらの野津田ばら広場と開拓当時から関与し、季節ごとの管理に携わり、ともに歩んできています。
 2011年6月中旬からは毎週日曜日の「野津田ばら広場整備ボランティア」活動に加え、平日でもばら広場のメンテナンスが行えるよう、ルール等を整備しています。その一つとして、野津田ばら広場整備記録簿を設置しております(下記写真参照)。

 

 整備上発生したけがなどの保険の認可証明にもこちらの記録簿が有効に活用できると考えています。今のところ整備できる人は指定管理運営社員のほか、
(1)町田ばら会会員
(2)管理運営会社が募集して、剪定作業や安全対策などの講習を受けたボランティアの方
となっています。ばらの著作権の問題や、安全性の観点から、許可を得た人が「認証」を身につけて作業を行っています。



野津田公園ばら広場はこんなところです。
 こちらの動画は2010年のばら広場の様子です。











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【ポッポ町田正面】
クリックするとばら広場を紹介
している様子を見ることができます。


【野津田公園全景】
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【野津田ばら広場配置図】
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